予防食の構成

 

がん・生活習慣病の予防食を作る上で、「基本となる考え方」と「調理手法」

当宿では、予防食を作るにあたって、下記のような考え方と調理手法を参考にして料理をいたします。


★ローフード

ローフードとは(Raw=生)のフード(food=食べもの)で、自然の食材を加熱せずに生で食べ、食べものの中の生きた酵素や、ビタミン、ミネラルを丸ごと体内に取り入れる食スタイルをいいます。

 
★発酵食品

カビや酵母などの微生物の働きを利用したもので、身体の免疫力を高めるといわれており、私達の健康維持のためには欠かせないものとなっています。
この発酵食品には、有名なところで、ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、醤油、味噌などがあります。さらに、日本酒、焼酎、ビール、ワイン、パン、鰹節、ぬか漬け、たくあんなども製造の過程で利用された微生物がカビなのか、細菌なのか、酵母菌なのかの違いがあるだけで、これらも発酵食品ということは実はあまり知られていないようです。


★重ね煮


砂糖も化学調味料も使わない。
それは、本来、野菜が持っている自然の「うまみ」を最大限に引き出してくれる料理法だからです。
根っこや皮やアクさえも、うまみに変えてくれる重ね煮は、まるごと自然のめぐみをいただくために、必要不可欠の方法なのです。


★マクロビオティック


「マクロビオティック」は「マクロ=大きな」「ビオ=生命」「ティック=術、学」の3つの言葉からなり、古代ギリシャ語を語源とした「自然に即した命のあり方」という意味で、陰陽五行の考えのもとに、穀類や野菜、豆、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事をとることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方です。


★ゲルソン療法


ドイツの医学博士マックス・ゲルソンが開発した食事療法です。欧米では、ゲルソン療法でガンを治した患者は何千人もいると言われています。
ゲルソン療法では、ガンの原因となる食品を排除し、 自然な食物の持つ様々な栄養素をバランスよく摂取することによって 人間が本来持っている身体の機能を高め、病気を排除しようとするものです。
ゲルソン療法の最大のポイントは、人間の持つ自然治癒力を高めることにあります。
ゲルソン療法は、ガンのほか高血圧、肝炎、血栓症、腎臓病、痛風などの病気において、 効果を発揮した実例があり、薬を使用しない治療法として大変注目されています。


★薬膳


薬膳とは、中医学理論に基づいて作られた食事で、その目的は疾病の予防、病気の回復、そして健康を保つための美味しい食事です。
薬膳と聞くと、いわゆる漢方の生薬、薬草、乾燥させた昆虫など、特殊な食材でつくった料理を連想される方も多いと思われますが、それは誤った考えです。
薬膳とは「自然を重視し、季節やその人の体調に合わせて作る料理」のことで、けっして特殊な食材を使うわけではありません。
たとえば、トマトを食べると体調がよくなる、カボチャを食べると冷え症が治る、というように直接的な効果を連想される方も多いと思いますが、そうした考えは、薬膳の考えとは離れてしまうものです。
季節に合わせて、また食べる人の体調を看て、適した食材で料理を作って食べる。これを習慣として採り入れることで、体調をいい状態に保つ、つまりは病気にならないようにする、というのが薬膳本来の考えです。


★アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダとは古代インドから伝えられているインド伝承医学の事。 その起源は今から遡ること5000年前。 アーユルヴェーダの原義は アーユル=生命、ヴェーダ=科学という意味を持つ、サンスクリット語なのです。
病気の予防、さらには健康の維持増進や若返り(アンチエイジング)を目的とした、まさに「生命の科学」です。
個々の身体と心の状態を簡単な言語で説明し、自然治癒力を高めて、生きる知恵を教えてくれるものと言っても過言ではありません。 アーユルヴェーダを知っていくと、そのほとんどが日常生活に関係する事であり、身近なものだという事がわかってきます。
日本では、まだ認知度の低いアーユルヴェーダですが、WHO(世界保健機構)が正式に奨励している代替医療の一つでもあります。